こんにちは。
スタッフSです。
鞆の浦編最終回は私的見どころを紹介したいと思います。
まずは、大伴旅人のむろの木歌碑です。
前回のブログご当地チロルチョコから繋がる愛の歌で紹介した太宰府の長官、
令和の元号の由来となった万葉の歌人大伴旅人もこの鞆の浦に立ち寄っていました!
あの人にまたここでお会いできたような嬉しさがありましたが、
歌碑の内容はとてもさみしいものでした。
無事太宰府の長官として任期を終えた大伴旅人が、都に帰るために寄ったとき
の歌で、往路では一緒に鞆の浦に立ち寄った妻が、帰路にはいない。
太宰府で最愛の妻を亡くした嘆きを詠んだものです。
吾妹子が見し鞆の浦の天木香の木は常世にあれど見し人そなき
万葉の昔も大和から九州に赴くときは瀬戸内を通る海路が一般的でした。
大伴旅人も同様にこの鞆の浦で時を過ごした証が残っていました。
鞆の浦には番地を示すプレートになぜか仁丹マークが入っています。
近くの神社には仁丹と鞆の浦の繋がりを解くカギが隠されていました。
銀の粒の仁丹は【16種類の生薬】を配合した伝統の口中清涼剤のことです。
森下仁丹の創業者森下博氏は広島県沼鞆の由緒ある沼名前(ぬなくま)神社の
宮司の息子として生まれました。
単身大阪に上り薬種商「森下南陽堂」を始めたのが森下仁丹の始まりだと
言われています。
愛郷心は守るべき徳であるという信念をもち、新聞各紙に鯛網の広告を出したり
写真の大礼服マーク入りの町名看板を設置するなど鞆町の発展に寄与された
功績を称えて沼名前神社の境内には森下翁の銅像が設置されています。
仁丹のトレードマークである大礼服マークですが、
軍人ではなく、外交官だそうです。
仁丹の創製にあたって、総合保健薬・仁丹の効能を日本中に、
さらには中国をはじめとして広く世界の人々の健康のために役立てたい
という願いを持っていたため、仁丹に健康や保険を世界に運ぶ外交官の
イメージを重ね合わせて現在のシンボルマークとなったそうです。
(参考:森下仁丹百年物語)
鞆の浦の散策まだ終わりません。。。
後編に続きます。
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